生活資金の不足や一時的な資金不足の際には、お金を借りる人が多いのではないでしょうか。
近年は、様々な方法でお金を借りられるようになっています。
しかし、借金は返済の義務及び利息を負担する義務を負うため、無計画に利用すべきではありません。
生活に支障の及ばないよう、無理なくお金を借りるためには、どのような注意を払うべきなのでしょうか。
今回は、無理なくお金を借りるためのポイントについて紹介をします。
また、お金を借りる方法のうち、状況に合ったおすすめのものの紹介も行ないます。
この記事でわかること
- 無理なくお金をかりるためには計画的な利用など押さえるべきポイントがある
- お金を借りる目的別の融資サービスや制度が用意されている
- 用途が自由なものよりも目的が明確なものの方が金利負担が低い傾向にある
- 一部無審査ですぐに利用できる融資サービスや制度もある
数あるお金を借りる方法の中から、自分に適したものを選んで、無理なく返済をして上手に活用しましょう。
無理なくお金を借りるために注意すべきポイントを理解しよう
お金が必要になるからといって、手軽に利用できる便利なサービスを無計画に利用していては、思わぬ不利益を被ってしまうかもしれません。
借金は、あくまでお金を借りる行為なので、必ず返済の義務が伴います。
同時に、借りた金額と期間に応じて利息の負担をしないといけません。
将来の負担となる行為であるため、無計画で行なうべき行為ではありません。
無理なくお金を借りてスムーズな返済をするためには、以下のようなポイントを押さえて活用する必要があります。
- 計画的な利用を心がける
- 返済可能な範囲で借りる
- 利息負担を常に把握する
- 目的に見合った借入方法を選択する
- 違法な貸付業者には手を出さない
生活に支障が及ばないよう、適切に融資サービスを利用して、無理なく上手に活用しましょう。
計画的な利用を心がける
金融サービスなどを利用してお金を借りる際には、計画的な利用を心がけましょう。
近年は手軽にお金が借りられるため、手持ちの資金が無くなると気軽に融資サービスを利用している人もいるかもしれません。
しかし、無計画に融資サービスを利用していると、いつの間にか高額の負債に膨らんでしまっている場合もあります。
そもそも、お金を借りる必要があるのか、融資サービスを利用する前に十分考える習慣を身につけると良いでしょう。
固定費の削減など生活費の見直しをして、お金を借りずに無理なく暮らせるスタイルを築くように検討するのもおすすめです。
返済可能な範囲で借りる
お金を借りる際は、無理なく返せる返済可能な範囲での利用を心がける必要があります。
金融サービスを利用して債務超過に陥る原因のほとんどが、返済できない過剰な借り入れです。
返済できる範囲を超えた負債を抱え、返済するために借金をするという負のサイクルに陥ってしまいます。
融資サービスを利用する際は、債務残高を把握しながら返済可能な範囲に留めるようにしましょう。
近年は、カードローンサービスでも債務残高をタイムリーにチェックできる機能が備わっているなど、債務管理をするうえで便利なツールを活用できます。
各種機能を上手に活用し、借金を無理なく返せる金額に抑えましょう。
借入可能額と返済できる金額は違う
返済可能な範囲を考える際に、借入可能額と返済が可能な金額は違う点を理解すべきです。
カードローンサービスでは、契約時に申込者ごとに借入可能額が設定されます。
借入可能額の範囲内で、自由に繰り返しお金を借りられる便利なサービスです。
しかし、この借入可能額を誤解し、その範囲内であれば自由に融資を受けて問題ないと判断する人もいるかもしれません。
借入可能額は、申込者の年収などの条件から、金融業者が貸しても良いと判断した金額です。
一方、返済できる金額は生活環境や家族構成などによって大きく影響を受けます。
高額の家賃を支払っていたり、多くの家族を養っていたりする場合は、生活費は高額となるでしょう。
その場合、返済できる金額は借入可能額よりもかなり少額になる可能性が高いです。
自分の生活環境を把握して、返済できる金額はどの程度なのか、あらかじめ試算するのも良いでしょう。
利息負担を常に把握する
借金により発生する利息負担の金額を常に把握すると、想定外の負担を追わずに済むケースが多くなります。
利息は、借り入れた金額と借入期間に応じて計算され、返済時などに支払います。
融資を受ける前に、金額と返済予定の日を見積り、おおよそどの程度の利息負担を負わなければならないのか試算をしましょう。
元本に利息を加算した金額が、返済時に支払うべき金額となります。
支払うべき金額が期日までに準備できない恐れがある場合は、借り過ぎを疑うと良いでしょう。
近年は、シミュレーション機能が使える融資サービスも増えています。
自動で利息を計算してくれる便利なツールであるため、積極的に活用すると良いでしょう。
目的に見合った借入方法を選択する
お金を借りる際には、目的に見合った借入方法を選択するのもおすすめです。
お金を借りるサービスと聞くと、カードローンを連想する人も多いでしょう。
しかし、現在はカードローン以外にも多岐にわたる借入方法が利用されてます。
目的に見合ったサービスや制度を適切に選ぶと、利息負担を抑えられたり利便性を高められたりと、メリットを得られる場合があります。
借金により獲得する資金の用途を十分に見直し、適切な借入方法は何なのか、よく考えると良いでしょう。
急いでお金を借りたい場合
とにかく急いでお金を借りる必要がある場合は、融資まで短時間で手続きを終えられるサービスを選択する必要があります。
代表例としては、消費者金融カードローンが挙げられます。
大手消費者金融では、最短30分程度で融資が完了するような迅速な対応を受けられる場合も多いです。
他の借入方法と比較して金利が高い傾向があるため、利息負担が大きくなる可能性があります。
しかし、とにかく早くお金を工面する必要がある際にはおすすめの方法といえるでしょう。
金利が高いサービスを利用する場合は、できるだけ早めの返済を心がけると利息負担を最小限に抑えられます。
一時的にお金が不足する場合
一時的にお金が不足する状況の場合は、資金が必要になるタイミングに合わせて効率の良い借り方を選ぶのが良いでしょう。
1か月後に高額の出費が控えているとあらかじめ分かっている場合は、金利が低くまとまった資金を借りられるサービスを選ぶのがおすすめです。
お金の使い道が、目的別ローンに適合しているものであれば、金利の低いサービスを選択すると良いでしょう。
もし目的別ローンにピッタリのものがなかった場合は、銀行のフリーローンで金利が低いサービスを選択する方法もあります。
手軽であるからとカードローンを利用すると、高い金利を負担することになるかもしれません。
資金が必要になるタイミングと用途を検討して、適切な借り方を検討すると良いでしょう。
根本的に生活が苦しい場合
一時的ではなく、根本的に生活が苦しい状況の場合は、公的な融資制度の利用を検討しましょう。
国や地方自治体が運営する融資制度を利用すると、低金利あるいは無利息でお金が借りられます。
本当に生活に困っている人を支援する制度であるため、審査は厳格で時間も要します。
しかし、正常の生活を送れないほど厳しい状況の場合では、利用できる可能性が高いといえるでしょう。
様々な公的融資制度が用意されており、目的に見合ったものを選択して融資が受けられます。
違法な貸付業者には手を出さない
どれほどお金に困っている状況でも、違法な貸付業者には手を出してはいけません。
法外な利息を請求されたり、脅迫めいた取り立てを受けたりと、想定外の不利益を被ってしまう恐れがあります。
融資の申し込みをする際に、審査なしですぐにお金を貸すといった甘い言葉で宣伝する金融業者は、違法業者である可能性が高いです。
法に則った貸金業者は、貸金業の登録番号を持っています。
公式サイトなどで登録番号を公開していない金融業者を疑うと良いでしょう。
また、登録番号を明記していたとしても、偽の番号である可能性も否定できません。
聞いたことのない金融業者の場合は、日本貸金業協会のホームページで番号検索ができるため、念のため確認すると良いでしょう。
自分に合ったおすすめのお金の借り方を利用しよう
無理なくお金を借りるポイントを理解したうえで、どの方法でお金を借りるのか検討する必要があります。
融資サービスというと、最も知名度の高いカードローンを連想する人も多いかもしれません。
しかし、現在はカードローン以外にも、実に多岐にわたる融資サービスや制度が用意されています。
融資を受ける目的や資金の使い道を考慮して、最も適した融資方法を選択すると良いでしょう。
お金の借り方について、主なものを以下に5種類紹介します。
- 用途自由のカードローン
- 公的融資制度
- 事業者向けのビジネスローン
- 借入金の使途が決まっている目的別ローン
- 無審査で利用できるその他の借入方法
それぞれの特徴を理解して、自分に合っている方法を選択しましょう。
用途自由で使いやすいカードローン
カードローンは、借入金の用途が自由で使いやすい融資サービスです。
お金を借りる方法と聞いて、多くの人が真っ先に連想する方法かもしれません。
短時間で申し込みが完了し、借り入れ及び返済の手続きが非常に簡単で、利便性に優れた金融サービスです。
一言でカードローンといっても、以下の3種類に分類できます。
- 消費者金融カードローン
- 銀行カードローン
- 信販系カードローン
お金を借りるタイミングや安心感なども考慮して、どの種類が自分に合っているのか確認したうえで利用しましょう。
即日融資が可能な消費者金融カードローン
消費者金融カードローンは、即日融資に対応している金融業者が多いです。
大手消費者金融の場合は、即日融資はもちろんのこと、最短30分程度で融資が完了するようなスピーディーな対応をしてもらえます。
カードレスでお金を借りられたり、返済手続きも手軽に行えたりと、非常に利便性が高い点に特徴があります。
他の融資サービスと比較して、利息利率が高い傾向があるため、長期間借り入れを受ける場合には利息負担が大きくなる可能性が高いです。
消費者金融カードローンは便利に利用できる分、自身で管理をしながら計画的な利用を心がける必要があるでしょう。
金利が低めで安心感のある銀行カードローン
銀行カードローンは、都市銀行や地方銀行などが運営するカードローンサービスです。
消費者金融カードローンと比較して金利が低めに設定されているケースが多く、利息負担を抑えた利用ができます。
金融機関として身近な銀行が運営している金融サービスであるため、信頼感も高く安心して利用できるでしょう。
銀行カードローンは、即日融資には対応していません。
申込者について、警察データベースへの照会が義務付けられており、時間を要します。
銀行カードローンの場合は、最短でも申し込みから翌日にならないと融資が受けられません。
緊急性がより高い場合は、消費者金融のサービスを選択すると良いでしょう。
優遇サービスが充実している信販系カードローン
信販系カードローンは、クレジットカードを発行する信販会社が運営するカードローンサービスです。
信販系カードローンの特徴としては、各種特典が充実している点が挙げられます。
信販会社と関連するサービスを利用する際に優遇が受けられたり、割引価格で利用できたりする特典が得られるケースが多いです。
自身の生活スタイルと相性の良い特典が得られる場合には、優先的に利用すると良いでしょう。
生活困窮者が利用できる公的融資制度
公的融資制度は、生活困窮者を支援する目的で運営されている融資制度です。
国や地方自治体が運営している制度で、非常に低い金利あるいは無利子でお金が借りられます。
生活に苦しむ人を支援する目的の融資制度であるため、生活困窮の事実を確認してから融資が実行されます。
申し込みから融資実行まで時間がかかるケースが多いため、急ぎでお金を借りる目的では利用が難しいです。
公的融資制度は、多くの種類が用意されています。
今回は、その中でも利用者が多く主だった制度を以下に3種類紹介します。
- 生活福祉資金貸付制度
- 求職者支援資金融資制度
- 母子父子寡婦福祉資金貸付金制度
状況に合った融資制度を選択して、申し込む必要があるでしょう。
公的制度の中で最も一般的な生活福祉資金貸付制度
生活福祉資金貸付制度は、公的融資制度の中でも最も一般的で広く利用されている制度です。
生活福祉資金貸付制度では、生活支援や福祉の充実などを目的に利用する資金を借りられます。
生活福祉資金貸付制度の中には以下のような分類があり、目的に合った制度を選択する必要があります。
- 総合支援資金:生活再建に必要な資金を融資
- 福祉資金:障害者支援や介護支援目的の融資
- 教育支援資金:子供の教育費目的の融資
- 不動産担保型生活資金:不動産を担保にした高齢者向け生活支援融資
低金利あるいは無利子でお金が借りられる制度ですが、厳正な審査が実施され時間を要します。
要件を満たしていないと審査に通らないため、あらかじめ利用できる条件を確認しましょう。
求職者が利用できる求職者支援資金融資制度
求職者支援資金融資制度は、求職中の人が利用できる公的融資制度です。
ハローワークで求職活動をしている人は、職業訓練受講給付金の受給があります。
求職者支援資金融資制度は、それでも生活が苦しい状況を支援する目的で運営されています。
給付金と混同してしまうケースが多いのですが、求職者支援資金融資制度の方は返済及び利息負担を要するため、把握したうえで利用しましょう。
利息利率は3.0%と低い水準であるため、利息負担を抑えてお金が借りられます。
ひとり親世帯向けの母子父子寡婦福祉資金貸付金制度
母子父子寡婦福祉資金貸付金制度は、ひとり親の世帯を支援する目的で運営されている融資制度です。
公的融資制度は、基本的に審査が厳しい傾向がありますが、母子父子寡婦福祉資金貸付金制度の場合は、ひとり親世帯であれば比較的スムーズに利用が可能です。
生活費目的の融資や子供の教育関連費用の融資など、様々な用途の制度が用意されています。
低金利あるいは無利子でお金が借りられるため、ひとり親で生活が厳しいと感じている人は利用を検討すると良いでしょう。
事業資金調達用のビジネスローン
ビジネスローンは、個人事業主あるいは中小企業の経営者向けの融資サービスです。
年収によって借りられる金額に制限がある総量規制の対象外であるため、高額の借り入れを受けられる可能性があります。
ビジネスローンのサービスを提供しているのは、銀行や消費者金融業者などです。
銀行の方が金利が低い傾向にありますが、消費者金融の方がスピーディーな融資が受けられる可能性があります。
また、国が運営する日本政策金融公庫でも、事業資金用の融資制度があります。
目的が明確な場合におすすめの目的別ローン
融資を受ける目的が明確に決まっている場合は、目的別ローンを利用する選択肢もあります。
目的別ローンは、カードローンのような利用目的自由の融資と比較して低金利で利用できるなど、有利な条件でお金が借りられるものが多いです。
目的別ローンのうち、代表的なものを以下に4種類紹介します。
- 住宅ローン
- マイカーローン
- 教育ローン
- ブライダルローン
各種金融機関などでサービスを提供しているため、各商品を比較して利用するものを選ぶと良いでしょう。
住宅ローンは住宅資金専用ローン
住宅ローンは、住宅購入用の資金を融資する専用のローンです。
住宅を購入するためには非常に高額の資金が必要となるため、住宅を購入する多くの人が利用しているのではないでしょうか。
住宅ローンは、銀行や信用金庫などの金融機関で取り扱っています。
低金利で高額の資金が借りられるため、住宅購入時に大変頼りになる融資制度です。
しかし、返済期間が最大35年で長期にわたるため、少しの金利差でも合計すると大きな差につながる恐れがあります。
また、変動金利と固定金利の選択により、契約後の家計に大きな影響が及びます。
住宅ローンを利用する際は、複数の金融機関のサービスを比較して、慎重に検討しましょう。
自動車購入時に利用できるマイカーローン
マイカーローンは、自家用車を購入する際に利用できる専用ローンです。
店舗や金融機関によっては、自動車ローンやオートローンの名称で取り扱っている場合もあります。
自動車本体はもちろん、カーナビやETC機器などオプションにかかる代金も対象です。
マイカーローンは、銀行などの金融機関で申し込みをする方法と、自動車を購入するディーラーで手続きをする方法があります。
ディーラーでの手続きの方が購入と同時に準備ができるため、かなり便利ですが、金融機関の物と比較して金利が高い傾向があります。
利便性と金利負担のバランスを考慮して、自分に合ったサービスを選択しましょう。
子供の学費を工面する教育ローン
教育ローンは、養育する子供の学費を工面する目的の専用ローンです。
学校への入学費用や学費だけでなく、教材購入費用や各種研修に要する費用など、教育関連の幅広い費用に適用されます。
子供が学校に在学している期間は、元本の返済不要で利息の支払いのみとなるローンが多いのも特徴です。
使途が自由の金融サービスに比べて低金利であるケースが多いため、負担を軽減しながらの利用が可能です。
教育ローンは、民間の金融機関だけでなく国の制度もあります。
また、奨学金制度など代替制度もあるため、教育費の工面の方法は多岐にわたっているといえるでしょう。
それぞれのサービスや制度の特徴を踏まえて、自身に最も合っているものを選ぶ必要があります。
結婚に要する資金を借りるブライダルローン
ブライダルローンは、結婚に要する資金を借りられる専用ローンです。
結婚式の費用に加え、新婚旅行や新居への引っ越しなど、結婚に関する幅広い項目に対応している物が多いです。
特に、結婚式に要する費用は高額になるケースが多く、かつ一般的には結婚式実施よりも前のタイミングでの支払を求められます。
結婚式の招待客からの御祝儀を結婚式代金支払いに充てられない場合がほとんどであるため、資金不足になるケースは多いです。
資金は不足しているものの、結婚式は何としても実施したいと希望するカップルにおすすめの融資サービスといえるでしょう。
結婚式場と提携しているローンの場合は、融資金が直接式場に振込されるサービスもあるため、便利に活用できます。
無審査でお金を借りられる他の方法もある
ここまで紹介してきた借り入れの方法は、いずれも何らかの審査を経る必要があります。
しかし、中には無審査でお金を借りる方法があります。
無審査でお金を借りられる方法のうち、代表的なものを以下に4例紹介します。
- キャッシング機能付きのクレジットカード
- ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付
- 生命保険の契約者貸付制度
- 質屋のサービス
無審査で借りられると明言している、違法金融業者の利用は避けましょう。
甘言に乗らず、違法なサービスを見極めるのが大切です。
キャッシング機能付きのクレジットカードであればすぐに融資が可能
普段利用しているクレジットカードにキャッシング機能が付与されている場合は、無審査ですぐにお金が借りられます。
クレジットカードを申し込む際に、知らない間にキャッシング機能を付与しているケースも多いでしょう。
キャッシング機能がある場合は、提携のATMで手軽に融資が受けられて非常に便利です。
クレジットカードのキャッシング機能を利用する場合は、ショッピング枠の残高に注意しましょう。
借入金額はショッピング枠を減少させるため、キャッシングの利用により公共料金など毎月の支払いができなくなる恐れがあります。
ゆうちょ銀行の定額貯金を担保にする貯金担保自動貸付
ゆうちょ銀行の総合口座で担保定額貯金あるいは担保定期貯金を保有している人は、貯金担保自動貸付が利用できます。
ゆうちょ銀行に預けている貯金を担保とするため、審査は不要です。
通常貯金の残高を超える払い戻しを要求した際、超過分が自動的に借り入れの扱いとなります。
借り入れを受けた金額は、通帳にマイナスで表記されます。
通常貯金への預け入れにより返済の扱いとなるため、借り入れと返済の手続きが非常に簡単です。
一般のカードローンなどよりも低金利で借りられる方法ですが、ゆうちょ銀行に貯金がないと利用はできません。
解約返戻金が担保となる生命保険の契約者貸付制度
民間の生命保険会社で保険に加入している人は、契約者貸付医制度を利用してお金を借りられる可能性があります。
生命保険契約のうち、解約返戻金があるタイプの場合にのみ利用可能です。
解約返戻金を担保として融資を受けるため、審査を受ける必要がありません。
利息利率も低く設定される事例が多く、保険契約を維持したままお金を借りられます。
しかし、借りられる金額は解約返戻金の7~8割であるケースが多く、高額の借り入れは難しいでしょう。
契約者貸付制度はメリットのある借入方法ではありますが、利用者が限定される金融サービスといえます。
差し入れる物品を担保にする質屋のサービス
質屋を利用して、お金を借りる方法もあります。
質屋とは、価値のある物品を担保として融資を行う金融業者です。
差入物品が担保となるため、審査を受ける必要がありません。
しかし、担保と認められる物品は金品類やブランド品など客観的に価値のあるものに限られます。
相当に価値のある物品が無ければ、高額の借り入れは期待できないでしょう。
自分に合った方法で無理なくお金を借りよう
近年は便利な融資サービスが充実していますが、無理なくお金を借りるためには注意すべきポイントがいくつかあります。
主に以下のポイントに注意して、無理なく返済できるお金の借り方を心がけましょう。
- 計画的な利用を心がける
- 返済可能な範囲で借りる
- 利息負担を常に把握する
- 目的に見合った借入方法を選択する
- 違法な貸付業者には手を出さない
無理なく利用できるお金の借り方を踏まえたうえで、自分に合った借入方法を見つける必要があります。
近年は、主に以下のような借入方法が利用可能です。
- 用途自由のカードローン
- 公的融資制度
- 事業者向けのビジネスローン
- 借入金の使途が決まっている目的別ローン
- 無審査で利用できるその他の借入方法
融資サービスは、資金不足などいざという時に頼りになります。
しかし、活用の仕方を誤ると大きな負担となってしまう恐れもあります。
無理なくお金を借りる方法を心がけて、上手に活用しましょう。